
法務コンプライアンス部 法務第一課長 團 章一郎様
法務コンプライアンス部 法務第二課 山崎 北斗様
法務コンプライアンス部 法務第一課 深瀧 百羽様
法務コンプライアンス部 法務第一課 白水 花野様
100年以上の歴史を誇る総合商社として、国内外で幅広く事業を展開し、グローバルな競争力を高め続けている兼松株式会社。
多岐にわたる取引を支える同社の法務コンプライアンス部は、若手メンバーを中心に、DXの推進を積極的に進めています。
その一環として「キャリアの浅いメンバーでも手軽に利用できる、信頼性の高いリサーチツール」を探すなかで出会ったのがLegalscape(リーガルスケープ)でした。
Legalscapeを導入し、信頼できる情報に手軽にアクセスできるようになったことで、部署全体としてのアウトプットの質が着実に高まっていると言います。
その活用法について、詳しくお話を伺いました。
兼松株式会社
業種
商社
法務人数
11~20人
従業員数
501~1000人
この記事のポイント
経験の浅い社員にとって、Legalscapeが大きな武器に
収録書籍を参考にすることで、英文契約を含む契約審査の対応もスムーズに
部内の議論が非常に深まり、アウトプットの質も向上
——まずは御社の法務コンプライアンス部の特色について、課長の團様にお話を伺ってもよろしいでしょうか。
團様:当社は総合商社としての強みを生かし、さまざまな領域で事業創造に取り組んでいます。必然的に法務がカバーしなければならない分野も多岐にわたるのですが、人員構成は法務歴5年目以下の比率が高く、さらに、キャリアスタート時には法律のバックグラウンドを有していないメンバーが過半です。それゆえ、部署全体として知識や経験値が不足していると感じることも少なくありません。
ただ、その一方で、経験が浅く、バックグランドが多様なメンバー構成であるがゆえに、いい意味で法務の常識にとらわれず、DXの推進を含む新たな試みに積極的に取り組みながら、柔軟に業務を進めていける点が、大きな特徴であり、強みのひとつだと思います。
——そうしたなかでリーガルリサーチを進めるにあたって、みなさんはどのような課題を抱えていたのでしょうか?
深瀧様:私は法学部出身ではなく、法務としてのキャリアもまだまだ短いので、入社当初は「そもそも何がわからないのかがわからない」と感じることがよくありました。リサーチ業務をしていて引っかかる部分があっても、それを解消するためにどんな情報にアクセスすればいいのかがわからない。そんな状況にモヤモヤすることが多かったですね。
白水様:同感です。先輩方は「いつでも質問していいよ」と言ってくださるのですが、みなさん忙しいので、やっぱり自分で判断しなければならないことも多くて。なんとか参考になる書籍を見つけてきたとしても、版が古いと現状の法規制に対応しているとは限りません。最新の情報をキャッチアップしづらいことも課題だったと思います。
山崎様:私は、2020年4月のちょうどコロナ禍に入社したので、最初は先輩方に直接質問することや、お話を聞くことも難しい状況でした。そのため過去の案件データを引っ張り出してきたり、インターネットで検索したりしながら、なんとかリサーチ業務を進めていました。ただ、その分だけ時間がかかってしまっていた印象です。
團様:もちろんベテランの社員は、知識および経験を有しており、リサーチ業務の経験も豊富なのですが、それらを共有する仕組みがなかったため、経験やノウハウが属人化してしまっていました。そうしたなかで、経験の浅いメンバーが気軽にアクセスでき、かつ信頼のおける情報ソースを確保する手段はないかと模索するなかでDXを推進する若手メンバーが見つけてくれたのが、Legalscapeです。トライアルを経て、経験の浅いメンバーでも充分に活用できることが確認でき、導入を決めました。

——現在はどのようにLegalscapeを利用されていますか?
深瀧様:何かわからないことがあったら、Googleで検索するような感覚で、まずはLegalscapeでリサーチするのが習慣になりました。ポイントとなる単語がわかっていればキーワード検索を使いますが、とっかかりがつかめていないときは、Watson&Holmes(ワトソン&ホームズ)に思いついた質問をそのまま投げかけることも多いですね。
山崎様:私も、今はリサーチをするとなったら、まずはLegalscapeを使いますね。信頼性の高い情報にすぐにアクセスできますし、ひとつの論点について複数の書籍をあたって内容を比較検討するといった作業も、簡単に行えます。
深瀧様:最近は、事業部からの質問への回答を作成するために、Watson&Holmesを活用することを試しています。Chat GPTを用いて回答を生成する機能なので、事業部の知識量を考慮しながら「ポイントを箇条書きして」といった形で指示を工夫すると、わかりやすい回答を生成してくれます。
山崎様:Watson&Holmesは質問文に法律の専門用語を入れていなくても、しっかりと関連する文献を示してくれるのがありがたいですよね。提示された書籍などを参考にしながら、さらにキーワード検索などを駆使してリサーチを深めていく、といった使い方をしています。
白水様:私はコピー&ペースト機能を活用することも多いですね。事業部の方に向けた回答を作成するときは、まずはなるべく法律的な専門用語を使わない平易な文章で説明したあとで、注釈のようなかたちで、参考にした文献の文章や図表を、コピー&ペーストで出典とともに引用しています。

——Legalscapeの導入によって、業務の進め方などに変化はありましたか?
深瀧様:契約書修正案を作成し、上長にレビューを依頼するときは、参考にしたLegalscape上の文献をURLリンクで記すことが、部署全体としてのルールになりました。「この文献を参考に、こんな修正をしました」というのがわかるかたちで上長に報告するようにしています。検討が足りなかった場合は、上長から「〇〇についても調査してみて」とコメントがあり、再度Legalscapeで調査し議論するといった業務フローが定着してきました。
團様:私は課長としてメンバーから上がってきた修正案などをチェックする立場ですが、Legalscapeの導入によって、部署内の議論の質は非常に高まったと感じています。
以前は、「ここをもう少し検討してほしいな」というポイントがあっても、必要な情報を充分に提示することができませんでした。私自身が関わった過去の案件のデータを引っ張り出してきて参考資料として示したり、過去参照した文献を示したりすることもあったのですが、自身の記憶に頼るところが大きく、また、時間もかかってしまい、その様な対応ができる案件はかなり限定的でした。
現在は、Legalscapeが信頼できる情報を多岐に亘り提供してくれるため、自身の経験や記憶を補足する仕組みとしてもメンバーに利用してもらっております。そういう意味では、Legalscapeが議論を深めるための土台となってきたと感じています。
深瀧様:個人的には、法務担当者としての基礎体力も、Legalscapeのおかげで向上したと感じています。これまでは、アウトプットの内容検討以前の仕事の進め方も、我流というか、過去の類似案件を頼りに進めていくことがほとんどでした。Legalscapeにはそうした法務としての基礎知識をまとめた書籍も収録されているので、以前よりも自信を持って進められるようになりました。
山崎様:私もLegalscapeで参考文献にあたっていると、そのとき進めているレビューやリサーチとは直接関係ない箇所までついつい読んでしまうということがよくありますね。リーガルリサーチが効率化したことで、そういう余裕ができたというか。結果的に、法務としての知識量も確実に増えたという印象があります。
白水様:顧問弁護士の先生に質問する回数も、随分減りましたよね。Legalscapeのおかげで自分にできることの幅が大きく拡がり、以前よりも自律して働けるようになった気がしています。

——Legalscapeのなかで頻繁に閲覧するコンテンツがあれば教えてください。
深瀧様:英文契約も担当しているので、『ビジネス法務基本用語和英辞典』を参考にすることが多いですね。普通の英和辞典では出てこない、いわゆるリーガルイングリッシュを読み解く上では欠かせない一冊です。
白水様:私も海外の案件を担当することが多いので、中国やインドネシアなどの現地法について解説してくれている書籍をよく読んでいます。
山崎様:英文契約を担当する上では『そのまま使えるモデル英文契約書』も便利ですよね。さまざまな種類の契約者について網羅的に解説されているので、その契約の骨子を理解する上では、とても役立つ一冊です。あとは『新・国際売買契約ハンドブック 第2版』や『英文契約書の理論と実務』といった書籍を参考にすることも多いですね。
團様:私自身は「この一冊」といった決まった書籍はないのですが、メンバーのつくってくれた書類をレビューするなかで、今みなさんが挙げてくれたような書籍によく目を通しています。
深瀧様:最近は、Legalscape上で配信されているニュースレターも読むことが増えてきました。普通に新聞や雑誌を読んでいるだけでは気付かない、細かな法改正の情報もピックアップしてくれているので、最新の情報をキャッチアップする上で、非常に助かっています。

——最後に、今まさにLegalscapeの導入を検討されている企業のみなさまに向けて、メッセージをお願いいたします。
深瀧様:個人的には、当社のように経験の浅い社員が中心となっている部署ではもちろんですし、どのような社員構成であってもフィットするツールなのではないかと感じています。
法律は絶え間なくアップデートされていくものなので、経験年数に関わらず、常に正しい情報をキャッチアップすることが重要だと思います。その上で、導入がゴールではなく、日常の業務フローのなかにいかにLegalscapeを組み込むか、いかにLegalscapeの使い方を仕組み化していくかが、その機能を十全に引き出すための鍵なのではないかと感じているところです。
山崎様:実はLegalscapeを使い始めたばかりの頃、そのあまりの便利さに驚いて、顧問弁護士の先生に「こんなツールを導入したんです」と紹介したことがありました。そうしたら、その先生もLegalscapeを契約してくれたようで。「こんなツールがあるなら、僕はもう必要ないかも」と仰っていました(笑)。
もちろん謙遜だと思いますし、弁護士という仕事の重要性は今後も変わらないと思いますが、法律のプロがそこまで評価しているツールだということが、とても印象的でした。
白水様:コンテンツや機能面の充実はもちろんですが、UIが洗練されていることもLegalscapeの魅力だと思います。法務としてのバックグラウンドがない人でも、直感的に使用できるツールです。一方で、私自身もまだまだ使いこなせていない機能もあるので、今後は部内のナレッジ共有などにも積極的にLegalscapeを活用していければと感じています。
團様:Legalscapeは経験の浅い社員の成長に欠かせないインフラとなっていると感じています。マネジメント側の実感としても、正しい情報に手軽にアクセスできるようになったことで、メンバーの成長が促進されたように感じています。
最新の正しい情報に素早くアクセスできるリサーチツールの登場によって、法務に求められるスキルも様変わりするはずです。経験や知識に関わらず、誰もがリーガルリサーチを効率的に進められることは、いわば大前提となりました。
その上で、法務としていかに質の高いアウトプットを生み出すのか。また、法務のメンバーが質の高いアウトプットを生み出せるよう、成長のための仕組みや制度を設計・運用することが、マネジメント側の役割になると考えます。私たち自身もそれを追求していくために、リーガルリサーチへの活用だけではなく、Legalscapeに収録されている書籍と過去の経験・知識の連関づけや、人材育成プログラムへの組み込みといった発展的な取り組みを進めていければと考えています。

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