
弁護士 柳田 恭兵先生
弁護士・公認会計士 緒方 文彦先生
弁護士 牛丸 瑛理香先生
リーガルサービスの変革を目指し、企業法務領域において質の高いサービスを提供し続けている法律事務所ZeLo・外国法共同事業(https://zelojapan.com/)。さまざまなリーガルテックを吟味されるなかで、まずはコンテンツの充実度に注目し、Legalscape(リーガルスケープ)の導入へと至りました。
現在は、リサーチ業務はもちろん、所内のナレッジ共有などにもLegalscapeを活用するなかで、労働集約型のビジネスである法律事務所が、その限界を超えて成長するために欠かせないツールだと感じるようになったと言います。Legalscapeのポテンシャルをどのように評価されているのか、詳しくお話を伺いました。
法律事務所ZeLo・外国法共同事業
業種
法律事務所
法務人数
51~100人
従業員数
101~300人
この記事のポイント
商事法務の書籍をはじめ、コンテンツの充実ぶりが魅力
30分かかっていた業務が、5分で終わるように
労働集約型のビジネスだからこそ、優れたツールを利用するべき
——まずは貴所の特徴や強みを、改めて教えてください。
柳田先生:当所は「リーガルサービスを変革し、法の創造に寄与し、あらゆる経済活動の法務基盤となる」というビジョンを掲げる企業法務を中心に取り扱う法律事務所です。その言葉の通り、M&Aや紛争解決、ファイナンス等の伝統領域を基礎としつつ、ブロックチェーンやAIといった最先端領域まで幅広い分野を取り扱っており、スタートアップ企業から中小・大企業などのクライアントに向けて、リーガルサービスを提供しています。
また「リーガルサービスを変革」していくために、リーガルテックの活用を積極的に進めていることも特徴のひとつです。

――そうしたビジョンを掲げて事業を展開するなかで、どのような課題を抱えていたのでしょうか?
柳田先生:リーガルリサーチについて言えば、「かゆい所に手が届くリサーチツールがない」というのが大きな課題でした。つまり、私たちが本当に必要としている書籍、具体的にいえば商事法務の書籍などに簡単にアクセスできるツールが、なかなか見つからなかったのです。そのため、リサーチ業務においても、紙の書籍に頼らざるをえず、そこがボトルネックとなっていました。
緒方先生:Legalscapeの導入以前には、ほかのリサーチツールを使用していたのですが、やはり商事法務をはじめとした大手法律系出版社の書籍は収録されていなかったのですよね。情報の信頼性が高く、使用頻度も高い書籍に、紙でしかあたれない。そんな状況に、私も非効率さを感じていました。
牛丸先生:私も当所でインターンとして働きはじめた頃は、Legalscapeとは別のリサーチツールを使用していました。ただ、個人的にはUIの面でたびたび使いづらさを感じることがあったのを覚えています。
事務所の図書室に収蔵されている紙の書籍をあたることも多かったのですが、読みたい本がちょうど貸出中になっていることも少なくなく、どの本が誰の手元にあるのかを探すだけで、結構な手間になっていました。
――以前は別のリサーチツールを使っていたということですが、その中で改めてLegalscapeの導入へと至った経緯を教えてください。
柳田先生:Legalscapeのことはかねてより存じ上げていました。その上で、改めて導入を検討するようになったのは、商事法務の書籍をはじめとして、収録コンテンツが目に見えて充実してきたことが大きいですね。ちなみに、トライアルを経て導入へと至るまでには所内でアンケート調査も実施しています。いくつかのツールが候補に挙がりましたが、Legalscapeの人気は圧倒的でした。それが決め手となり、正式導入へと至ったかたちです。
――頻繁に閲覧するコンテンツはありますか?
緒方先生:繰り返しになりますが、私はやはり商事法務の書籍、なかでも『会社法コンメンタール』を閲覧することが多いですね。紙だと巻数も多くて、一冊一冊も分厚い書籍なので、それを画面上で、しかも書籍内で検索をかけながら読めるようになったのは、すごくありがたいです。
柳田先生:私はM&A案件に携わることが多いので『M&A法大系』や『M&A法大全』といった書籍にも、頻繁に目を通しています。あとはファイナンス系の業務を進める際には、『金融商品取引法コンメンタール』を頼りにすることも多いですね。
牛丸先生:緒方先生や柳田先生が挙げられた書籍はもちろんですが、私はちょっとした隙間時間などに、Legalscapeで法律雑誌を読んでいます。特に私のような年次の浅い弁護士にとっては、最新の情報をキャッチアップするためにも有効なツールです。
――機能面についてはいかがですか? よく利用する機能があれば教えてください。
牛丸先生:Watson&Holmesは、リリースされた頃から愛用しています。ChatGPTを使うような感覚で質問文を投げかけると、瞬時に回答を生成してくれる上に、その根拠となる参考文献も示してくれる。それを取っかかりにしてリーガルリサーチを進める習慣がつきました。
柳田先生:クライアントから馴染みのない分野の質問がきたときは、キーワード検索よりもWatson&Holmesが便利ですよね。「こういう相談がきたのだけれど、法的な問題はない?」といったかたちで質問を投げかけると、かなりニッチな分野であっても、関連法令についての記述を含む文献をピンポイントで提示してくれます。
緒方先生:私はお二人とは違って、もっぱらキーワード検索を使用しています。思いついたキーワードを片っ端から入れて、ひたすら文献にあたっていく感じです。通常のキーワード検索だと関連度順に書籍が表示されますが、その順序づけもかなり的を射ている印象です。でも、今のお二人のお話を聞いて、今後はWatson&Holmesも使ってみようかなと思いました!

――そのほかにもLegalscapeを使用していて、便利だなと感じるポイントはあるでしょうか?
牛丸先生:文献のPDF化機能(印刷機能)は、とても便利だと思います。というのも、当所では上司に書面のレビューを依頼する際は、電子書籍のURLリンクだけではなく、該当するページをPDFで添付することがルールとなっています。以前は、その都度、紙の書籍をプリンターでスキャンしていたので、その手間が省けるようになったことはすごくありがたいですね。
柳田先生:レビューする側の立場からしても、Legalscapeの導入によって、作業がグッと効率的になりました。PDFを開かなくてもURLリンクから該当ページに直接飛べますし、その書籍内でさらに検索をかけることで、引用箇所が適切なのかどうかも、すぐに確認できます。より適切な引用箇所が見つかれば、該当する記述をそのままコピー&ペーストして、レビュー依頼者に戻せばいいので、書面のレビュー業務とリサーチ業務がシームレスにつながった印象です。
緒方先生:Legalscapeで文献のURLリンクを共有できるようになったことで、所内の情報共有も一気にスムーズになりましたよね。特に当所の場合は、弁護士・パラリーガルの全員がLegalscapeのアカウントを所有しているので、トータルでの時短効果は非常に大きいと思います。
柳田先生:たしかにLegalscapeの導入によって、ナレッジが蓄積しやすくなりましたよね。当所では過去の案件について、どのようなプロセスで対応を進めていったのかを、誰でも参照できるドキュメントとして残しておくナレッジシェアの文化があります。ただ、以前は参考文献についての記載があっても、それを図書館に閲覧しにいくか、共有フォルダ内のPDFを開きにいかなくてはなりませんでした。Legalscapeを導入した今、該当のURLリンクを貼っておけば、その手間も省略できます。
牛丸先生:時短という意味では、先ほど柳田先生もふれていたコピー&ペースト機能も大きいですよね。参考文献の記述を手打ちで引用しようとすると、どうしても誤字脱字を完璧には避けられません。裁判所に提出する訴状などは間違いが許されないので、引用に誤りがないか一言一句を確認していくのですが、それにはどうしても時間がかかってしまいます。もちろん、今も確認は怠りませんが、参考文献をそのままコピー&ペーストできるようになったことで、誤記ははるかに少なくなりました。
あとはこれも細かい部分なのですが、LegalscapeはPDF印刷時に、書籍の奥付を自動でPDF化してくれます。実は以前は、書籍をPDF化したときに、奥付を忘れてしまうことがたまにありました。その際は、またプリンターまで戻って、わざわざ奥付だけをスキャンし直さないといけない。そういうちょっとしたヒューマンエラーを未然に防ぐ仕組みがあることも、Legalscapeの長所だと思います。
――細かな機能まで使いこなしていただけて、私たちも嬉しいです!
牛丸先生:それは当所向けにLegalscapeの説明会を開いてもらえたおかげだと思います。そこでさまざまな機能をご紹介いただいたことで、徐々にLegalscapeを使いこなせるようになりました。単にプロダクトとして優れているだけではなく、導入後の手厚いサポートも含めて、Legalscapeの魅力なのだと感じています。

――Legalscapeの導入によって、業務にはどのような変化がありましたか?
柳田先生:紙の書籍でリサーチをしてそれをPDFで共有、という作業をしていると、あっという間に20~30分は経ってしまいます。Legalscapeを使えば、そうした一連の業務を、ものの5分ほどで完了できます。そうして業務が効率化したことで、余った時間をさらに深いリサーチのために使えるようにもなりました。リーガルリサーチの速度と質の向上が、同時に叶ったと感じています。
緒方先生:従来のリーガルリサーチというのは、属人的というか、その人自身の経験やノウハウに拠るところが大きかったと思います。実は私自身、以前は公認会計士として働いたこともあり、弁護士としてのキャリアはそれほど長くはないので、自分の知見がない分野をリサーチするときは、先輩や上司に相談することが少なくありませんでした。しかし、今はLegalscapeを使うことで、経験年数にかかわらず、誰もが幅広い分野のリーガルリサーチをスムーズに遂行できるようになりました。事務所全体としてもそのことの意義は大きいと思います。
牛丸先生:私は入所してまもなくLegalscapeを使うようになったので、業務の変化ということは言えないのですが、それでも司法修習生時代、図書館で書籍をコピーしてマーカーで線を引いて、という作業をしていた頃に比べると、なんて快適な環境で仕事ができているのだろうと感じますね。
――最後に、今まさにLegalscapeの導入を検討されている事務所のみなさまに、メッセージをお願いいたします。
牛丸先生:リサーチ業務を任せられることが多い私たち若手にとって、Legalscapeは本当に頼りになる存在だと思います。業務の効率化によって余った時間は自己研鑽にも使えますし、単純にQOLも向上するはずです。すべての弁護士事務所におすすめしたいツールです。
柳田先生:同感です。プロフェッショナルなリーガルリサーチを提供したいと考える組織であれば、まず間違いなく導入を検討するべきだと思います。冒頭で述べた私たちのビジョンにも関わってきますが、既存のリーガルサービスというのは、労働集約型のビジネスでした。つまり、弁護士の人的リソースが成長の上限となっていたわけです。そこを突破していくためには、Legalscapeをはじめとした優れたリーガルテックの活用が必要不可欠だと感じています。
緒方先生:最後の最後で恐縮なのですが、実は私は長らく「本は紙で読みたい派」でした。今でもそうかもしれません。だからこそ、年配の先生などが、電子書籍に抵抗を覚える気持ちもよくわかります。付箋を貼ったり、自由に書き込みができたり、やっぱり紙には紙のよさがありますからね。
しかし、だからといってLegalscapeを使わないのは、あまりにもったいないと思います。私自身、Legalscapeで検索しなければ出会えなかった書籍がたくさんあります。その上で、これは紙で読みたいなと思ったら、あとから紙の書籍を購入すればいいと思います。いわば一種のレファレンスサービスとしても、Legalscapeは活用できるので、「紙派」の先生方にもぜひおすすめしたいツールです。

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