
法務部 法務課 課長 髙野 勇樹様
法務部 法務課 小栁 菜穂様
日本を代表するお菓子・アイスメーカーロッテを中核とするロッテグループでは、近年、食品分野以外でも、多角的な事業展開を進めています。
そうしたなか、グループ各社の法務を横断的に支えているロッテホールディングスの法務部法務課が、リサーチ業務の効率化のために導入したのがLegalscape(リーガルスケープ)でした。
少数精鋭で幅広い法分野に対応する同課が、Legalscapeを選んだ決め手は。AIリサーチ機能を活用することで、どのように業務の効率化を実現しているのか。限られた人員のなかで、業務のクオリティとメンバー一人ひとりのワークライフバランスをいかに両立させているのか。実務とマネジメントの両面から、その取り組みを紐解いていきます。
株式会社ロッテホールディングス
業種
製造・メーカー
法務人数
11~20人
従業員数
1001~5000人
この記事のポイント
リサーチ業務の効率化で、少人数でも幅広い法分野に対応可能に
AIリサーチ機能の活用で、法律相談の回答速度は5倍にまで向上
Legalscapeが課全体で情報を共有するハブのような存在に
――まずは御社の法務課の特徴について教えてください。
髙野様:私たちは、長らく「株式会社ロッテの法務」という位置づけでしたが、2024年の組織改編を機に、現在はロッテホールディングスと兼務するかたちで、グループ全体の法務周りを一手に担っています。
また、当グループでは近年、食品分野にとどまらず、幅広い領域での事業展開を積極的に進めてきました。そのなかで新たなプロジェクトを立ち上げるにあたり、法的なリスクを精査・検討することも、私たちに求められる重要な役割となっています。
――そうした変化のなかで、具体的にはどのような課題を抱えていたのでしょうか?
小栁様:グループ会社には、金融や不動産といったさまざまな事業会社が含まれています。そのため必然的に、私たち法務にも、これまで触れる機会の少なかった食品以外の分野の法知識が求められるケースが増えてきていました。
さらに新規事業や投資案件の検討においても、複数の法分野をまたぐ横断的な知見が必要になります。結果として、リーガルリサーチに要する時間や手間が、従来よりも格段に増大していました。
髙野様:とはいえ、人員を増やすことは簡単ではありません。そもそも法務人材そのものが不足傾向にある上に、たとえ十分なスキルがあったとしても、カルチャーフィットしない人材では、かえってチーム全体のパフォーマンスを低下させてしまう恐れもあります。
だからこそ、単にマンパワーを増やすのではなく、業務を効率化しながら、個々のメンバーがより広い分野に対応できる体制をいかに構築していくかが、マネジメントとしての大きな課題になっていました。
――そのような課題感を抱えるなかで、リーガルスケープに関心を持ったきっかけを教えてください。
高野様:やはり大きかったのは、生成AIの普及ですね。これまで土地勘のない分野でリーガルリサーチを行う場合、ネット検索でそのとっかかりを掴むことが多かったのですが、網羅的に情報を収集するには時間がかかりますし、何よりも情報の信頼性に大きな不安がありました。そうした問題を解消する新たなアプローチとして期待を寄せていたのが生成AIです。
しかし一方で、ハルシネーションの問題を考えると、ChatGPTのような汎用AIをそのまま法務業務に使用することは、どうしても慎重にならざるを得ません。そこで法分野、とりわけリサーチに特化したAIサービスを検討するなかで、現実的な選択肢として候補に挙がったのがLegalscapeでした。

――他社のツールとも比較するなかで、Legalscapeの強みはどこにあると感じましたか?
小栁様:トライアルで利用してみて、まず驚いたのリサーチAI機能「Watson&Holmes(ワトソン&ホームズ)」のスピード感です。ほかのツールと比べても、要約の生成が明らかに速いのが印象的でした。
髙野様:私も同感です。限られた人数で多くの案件をさばいていくには、やはりツールにもそれ相応のスピード感が求められます。
さらに、収録コンテンツが充実していて、「この分野ならこれ」という書籍をしっかり参照し、それを根拠として提示してくれる点も魅力的でした。ほかのツールよりも、信頼性が頭ひとつ抜けていた印象です。そうした点を総合的に判断し、最終的にはより高度なリサーチにも対応可能な「プレミアムプラン」での導入へと至りました。
――現在は、業務のなかでどのようにLegalscapeを利用していますか?
小栁様:主に活用しているのは、契約書の審査と法律相談です。契約書の審査においては、相手方の修正意図や、その根拠となる条文について、Watson&Holmesと議論するようにして論点を整理しながら、適切な対応を検討していきます。法律相談でも、やはりまずはLegalscapeで論点を抽出し、そこから自分なりに検討を深めた上で事業部への回答を示す、という業務プロセスが定着してきました。
髙野様:私も日々、本当に多種多様な質問をWatson&Holmesに投げかけています。これまでも自分なりにできるだけ幅広い法知識を身につけてきたつもりですが、それでも誰かに不意に質問されたときに、自信を持ってパッと回答できない領域というのは、どうしてもありました。Legalscapeは、そんな空白を即座に埋めてくれるツールだと感じています。
また、自分が知らないことを調べるだけではなく、「知っていることを相手に正しく伝える」という意味でも、Legalscapeは非常に有用なツールです。Watson&Holmesの要約は、そもそも精度が高いことはもちろん、プロンプトで説明の粒度を簡単に調整できます。おかげで、事業部からの法律相談に対しても、相手の理解度に応じたわかりやすい回答を、スピーディーに提示できるようになりました。
――Legalscapeの導入によって、みなさまの業務はどの程度まで効率化したと感じていますか?
髙野様:法律相談に関していえば、リサーチから問い合わせ対応まで、トータルでの作業時間は体感で1/5程度になっている印象です。それくらい、圧倒的に業務が効率化されました。
小栁様:私の場合、リサーチ後の検討にまだまだ時間がかかってしまう部分もありますが、以前は1時間ほどかかっていたリサーチが、今では15分程度で終えられるようになったと感じています。法律相談に関しても、これまで2週間ほどかかっていた難しい案件に、1週間ほどで回答できるようになりました。

――業務のなかで、「Legalscapeがあってよかった」と実感したシーンがあれば教えてください。
小栁様:ちょうど先日、グループ会社向けに個人情報保護法に関するセミナーを実施したのですが、その資料づくりにもLegalscapeが役立ちました。Watson&Holmesに「個人情報保護法に違反した際の罰則について整理して」と指示を出したところ、どういった場合にどのような罰則が適用されるのかを、端的にわかりやすくまとめてくれたんです。今後は、構成づくりの段階からWatson&Holmesに相談することで、さらに資料作成を効率化できればと考えています。
髙野様:少し個人的な話になりますが、私は今、ふたりの子どもを育てながら仕事をしていて。在宅勤務と組み合わせながら、できるだけ夜7時には家族みんなで食卓を囲めるようにしています。そうした時間的な制約もあるからこそ、Legalscapeの効果を実感する場面は少なくありません。特にWatson&Holmesの提示してくれる要約には助けられています。それを叩き台とすることで、「これは今日中に対応しなければ」という法律相談に対しても、内容の精度を落とすことなく、スピーディーに回答できるようになりました。
――AIリサーチ機能以外で、おふたりが利便性を感じている機能はありますか?
小栁様:よく利用しているのが、キーワード検索機能です。たとえば「投資」と入力すると、関連する参考文献を一覧で示してくれるので、そこで気になったものを読み進めていけば、関心のあるテーマについて体系的に知識を身につけることができます。
髙野様:情報のインプットという意味では、私はトップページに表示される「新着書籍」や「よく読まれている書籍」を参考にすることが多いですね。それをざっと眺めているだけでも、「この分野ではこの本を抑えておくべきなんだな」ということが直感的に把握できます。おかげで日々の業務のなかで、無理なく知識をアップデートできるようになりました。
――Legalscapeの導入によって、チーム全体としてはどのような変化があったと感じていますか?
髙野様:これまでも法務課のメンバーは少数精鋭で、限られた時間のなかで質の高いアウトプットをしてくれていました。その上で、案件数や対応分野が拡大している現在においても、メンバーを増員することなく業務の質とスピードを維持できているのは、Legalscapeがリサーチツールとしてしっかりと浸透したからだと感じています。
小栁様:私たち若手のメンバーが、先輩や上司に相談する頻度も、明らかに減ってきたと感じています。はじめて取り扱う法分野に直面したときでも、Legalscapeを活用して適切な参考文献にあたることで、自己解決できるケースが増えてきました。
髙野様:若手メンバーが作成した事業部向けの回答をレビューする立場の私から見ても、思わず「よく練られているな」と感心するような回答が増えてきました。チーム全体のリーガルスキルは着実に底上げされたと感じています。フィードバックを返す際にも、「この観点からWatson&Holmesにもう一度質問してみて」と伝えることで、修正の方向性をスムーズに共有できるようになりました。今では、Legalscapeが課全体のハブになりつつあると感じています。
――あらためて、御社のように幅広い領域を取り扱わなければならない企業法務部のみなさまにとって、Legalscapeを導入する意義はどこにあると感じますか?
小栁様:私が何よりも価値を感じているのは、やはりリサーチの「初動」を加速してくれる点です。実際に私自身も、以前であれば「何から手をつければいいのか」と迷ってしまうような案件でも、リサーチの方向性をスピーディーに導き出せるようになりました。それが結果的に、その後の対応の質やスピードの向上にもつながっていると感じています。企業の新たな挑戦を支える法務部にとって、Legalscapeは今後ますます欠かせない存在になっていくはずです。
髙野様:当社に限らず、法務に求められる役割は、今後ますます複雑化・高度化していくでしょう。そうした期待に応えながら、限られたリソースのなかで、メンバー一人ひとりのワークライフバランスをどう実現していくのか。これは、私自身マネージャーとして常に向き合ってきた課題でした。だからこそ、同じような悩みを抱えている法務部のみなさまには、ぜひ一度Legalscapeの導入を検討してみてほしいですね。リサーチ業務の効率化のみならず、法務組織としての成長を支える確かな基盤となるはずです。

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