
パートナー 冨田 雄介先生
アソシエイト 前沢 匡紀先生
企業法務を取り扱う法律事務所としては、日本で最も長い歴史を有する岩田合同法律事務所。
その伝統を生かしながら、常に最高のリーガルサービスを提供していくために、リーガルテックの導入も積極的に進められています。
Legalscape(リーガルスケープ)を導入した背景から、その活用方法、さらには業務や働き方にもたらした変化まで、詳しくお話を伺いました。
岩田合同法律事務所
業種
法律事務所
法務人数
101人以上
従業員数
101~300人
この記事のポイント
使い勝手のいいUIと、コンテンツの網羅性が導入の決め手に
AI検索や判例連携によって、リサーチの質とスピードが向上
リモート環境でも使えるため、働き方の多様化にも貢献
——まずは貴所の特徴や強みからお話を伺えればと思います。
冨田先生:当事務所では、1902年の創業以来、一貫して企業法務に注力してきました。その中で培ってきたクライアントとの信頼関係が、まずは大きな強みです。
その上で、「伝統とは革新の連続である」を理念に、常に最高のリーガルサービスの提供を目指してきました。また、近年では、国内外のクライアントのクロスボーダー案件・海外での法務ニーズにお応えすべく、グローバル法務にも積極的に取り組んでいます。
——先生方のご経歴についても簡単に教えてください。
冨田先生:信託銀行に出向していた経験があるため、バンキングやファイナンス等の金融分野の案件に携わることが多いですね。その他にも、M&A・コーポレートや紛争対応など、幅広く手がけています。
前沢先生:私は昨年入所したばかりなのですが、当所では若手の活躍を応援してくれる風土があるため、さまざまな案件に幅広く携わらせていただいています。また、知的財産や税務、個人情報などに興味があるため、そうした分野の案件にも重点的に取り組んでいるところです。
——貴所ではリーガルテックの導入も積極的に進めていると伺っています。その背景には、どのような問題意識があったのでしょうか?
冨田先生:近年は、法律事務所はもちろん、私たちのクライアントである企業さまの多くも、さまざまなリーガルテックを導入しています。
当事務所としても、そうした動向をしっかりとキャッチアップしていくべきと考え、リーガルテックを取り扱う委員会を立ち上げました。そこで継続的に情報収集を続ける中で、Legalscapeにも関心を持つようになりました。

——Legalscapeの導入以前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?
冨田先生:リーガルリサーチを行う過程で、必要な書籍を探すことに、少なくない時間を取られていました。これはどう考えても非効率ですし、時代にもそぐわないものです。またコロナ禍を経て、リモート環境でもしっかりとリサーチできる環境を構築することの必要性も感じていました。
そうした課題を解決するために、いくつかのリサーチツールをトライアルで比較検討し、最終的にLegalscapeの正式導入へと至りました。
——Legalscapeのどんなところに魅力を感じたのでしょうか?
冨田先生:まずは使い勝手のよさですね。検索するとパッと書籍が並び、気になった書籍があればそれをどんどん深掘りしていけて、共有したい情報があればワンクリックでリンクを取得できる。ユーザー目線で考え抜かれた直感的なUIに惹かれたことを覚えています。
前沢先生:UIという意味では、個人的にすごく気に入っているのが「Webビュー」です。ほかのリサーチツールとは違い、書籍をPDFとして1枚ずつめくっていくだけではなく、スクロールするだけで読み進めていけるので、必要な情報へとスムーズに辿り着けます。
——頻繁に利用されている機能はありますか?
前沢先生:リサーチをするときには、キーワード検索だけでなく、Watson & Holmes(ワトソン&ホームズ)のAI検索をよく使っています。私がリサーチをする際は、リサーチ対象が記載されていそうな書籍を確認し、その注釈に記載された書籍や裁判例を芋づる式に確認します。
AI検索を利用した場合、検索キーワードが完全に一致していなくとも、最初の1冊に適した書籍を提示してくれますし、その注釈にある書籍等がLegalscapeに収録されていれば、席を立つことなく一連のリサーチを進めることができます。
冨田先生:私はキーワード検索を利用することが多いですね。リサーチの初期段階だけでなく、論点を整理した後にあえて少し異なるキーワードで検索し、自分の検討に抜け漏れがないかを確認する「ネガティブチェック」としても活用しています。
あとは論文を執筆するときにも、Legalscapeのキーワード検索機能と文献内検索機能は欠かせないですね。
また、Legalscapeのキーワード検索やWatson & HolmesのAI検索は、クライアントとの打ち合わせの際にも使っています。打ち合わせの中で急に新たな論点が出てきたときでも、Legalscape を利用すれば、その場で大まかな方向性を示せます。
以前なら持ち帰って検討していたような質問にも、根拠を持って即答できるようになったことで、業務のスピード感は格段に上がり、クライアントにもよりご満足いただけるようになったと思います。
前沢先生:判例連携機能(第一法規提供の「D1-Law.com判例体系」との連携オプション機能)も、非常に便利です。
裁判例の検索自体は、ほかのツールでもできるのですが、従来のツールはキーワード検索が主な検索手段であったため、検索キーワードと完全には一致しない重要な裁判例を見逃したり、反対に、検索キーワードが含まれていながら、リサーチの趣旨に合わない裁判例が多数表示されたりすることがありました。
これに対し、Legalscapeの判例連携機能は、AIがこちらの意図を汲み取って、必要な裁判例を提示してくれます。おかげで、裁判例のリサーチにかかる時間も圧倒的に短縮されました。

——コンテンツ面ではいかがでしょうか?
冨田先生:やはり商事法務の書籍が収録されているのは大きいですね。所内でLegalscapeの普及を進めていく上でも、「商事法務の書籍がブラウザでいつでも利用できる」という点が強力な訴求ポイントになっています。
前沢先生:私もコーポレート分野の案件では、まず商事法務の『会社法コンメンタール』にあたるようにしています。全22巻と補巻からなる『会社法コンメンタール』を、ひとつの画面で横断的に読めることは、本当にありがたいですね。
——Legalscapeの導入によって、業務にはどのような変化があったでしょうか?
前沢先生:入所した当初からLegalscapeを利用しているので導入前との比較はできませんが、それでも図書室まで足を運ばず、自席で幅広い文献を調べられることは画期的だと感じています。
所内での検討結果の報告も、格段にスムーズになっているはずです。検討結果を所内に報告する際は、検討結果の根拠となる文献を共有する必要がありますが、Legalscapeでは収録された文献のURLリンクも共有できるので、参考文献をPDF化して添付するひと手間も省けています。
冨田先生:Legalscapeの導入によって、文献に触れる機会が自然と増えています。結果として、リーガルリサーチの質は確実に向上しました。
また、Legalscapeは、弁護士の働き方を変えうるツールであるとも感じています。たとえば、当事務所には子育てをしている弁護士も多くいますが、そのような弁護士も、リモートワークをしたり、夕方早めに帰宅したりしたとしても、自宅でリサーチを進められるようになりました。
サービスの質や提供スピードの向上に寄与するだけでなく、多様な働き方の実現にも貢献してくれています。

——今後、Legalscapeに期待することはありますか?
前沢先生:私はLegalscapeの現状のUIには、ほとんど不満はありません。以前は使い勝手に細かな不満はありましたが、それもどんどん改善されていっています。
強いて挙げるならコンテンツ面でしょうか。既に網羅的に幅広い文献が収録されていますが、さらなる充実に期待しています。Watson & Holmes対応の文献も拡充を期待しています。
冨田先生:同感です。究極的にはLegalscapeだけであらゆるリサーチが完結するようになってほしいというのが、多くのユーザーにとっての最大の期待だと思います。
——ありがとうございます!最後に、Legalscapeの導入を検討されている事務所のみなさまに、メッセージをお願いいたします。
冨田先生:Legalscapeは、私たちのクライアントの法務部でも積極的に利用されているツールです。
だからこそ、これを導入しないという選択肢は、私だったら考えられません。コスト面を気にする方もいるかもしれませんが、必ずそれ以上のパフォーマンスを得られると思います。
企業法務を取り扱う法律事務所にとって、Legalscapeは最もスタンダードなツールのひとつとなっていくはずです。

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